カグラナンバンでぴりっとした味わいに仕上げた「小太郎サイダー」

カグラナンバンでぴりっとした味わいに仕上げた「小太郎サイダー」

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山古志人気も"スパーク" ご当地サイダー発売

新潟日報(2017年5月30日)

 食品卸売業「F-Branch(エフブランチ)」(長岡市山古志虫亀)は今月、地元産カグラナンバンを使った「小太郎サイダー」を発売した。甘いサイダーに、ぴりっとしたアクセントを加え、はじける刺激が楽しめる。全国的に「ご当地サイダー」が人気を集めており、関係者は「山古志人気のスパークにつなげたい」と意気込んでいる。

 同社はこれまでも、地元産米粉を使ったクッキーなどご当地名物の企画に力を入れてきた。個性豊かなご当地サイダーがブームになったことから、2年ほど前から山古志ならではの製品を作ろうと知恵を絞ってきた。

 カグラナンバンの風味は、乾燥パウダーを使って味付けした。ただ、当初は「ぴりっとした辛さが出ずに苦労した」(同社の田中康雄取締役)。製造を依頼した福井市の工場に通い、パウダーの量を細かく調整するなど試行錯誤を繰り返した。

 完成した製品は、やや舌に辛さが残る「RED(レッド)」と、すっきりした味わいの「GREEN(グリーン)」の2種類。着色料は使わず、それぞれカグラナンバン由来の赤と緑色に仕上げた。山古志地域のご当地キャラクター「小太郎」にちなんで、小太郎サイダーと名付けた。

 田中取締役は、地元にもカグラナンバンが苦手な子どもが多いとして「身近なサイダーで、カグラナンバンの良さを知ってもらうきっかけになったら」と話す。

 レッドとグリーンを5千本ずつ計1万本製造。1本250ミリリットルで320円(税込み)。中越地震のメモリアル施設「やまこし復興交流館おらたる」(長岡市山古志竹沢)のほか、イベント会場などで販売されている。

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