八ケ岳開山祭の出席者に配るクロユリをデザインしたピンバッジ

八ケ岳開山祭の出席者に配るクロユリをデザインしたピンバッジ

長野県 蓼科・八ヶ岳・諏訪 祭り・催し アウトドア・レジャー

6月4日、八ケ岳開山祭 山小屋宿泊、子ども無料を拡充

信濃毎日新聞(2017年5月30日)

 八ケ岳連峰にある32の山小屋などでつくる八ケ岳観光協会は今夏、会員の山小屋に泊まった親子連れのうち、子どもの宿泊費を無料にする「八ケ岳キッズプロジェクト」(7〜10月)の対象を全県の親子に拡充する。夏山シーズンにより多くの親子を迎えようという取り組みだ。

 同プロジェクトは2015年、諏訪地方の親子を対象に始まり、翌16年は佐久地方と山梨県北杜市にも対象範囲を広げた。宿泊を予約し、学校などを通じて配るチケットを持参した上で、宿泊や山行の感想を子どもが絵日記にして山小屋に提出すると、大人1人につき、園児や小学生計2人までの宿泊が無料になる。絵日記については、審査を経て子ども用の登山グッズなどを贈る企画もある。

 今回、全県に対象を広げるのに伴い、県内市町村の教育委員会や観光担当部署にパンフレットを送る。これとは別に、同協会の観光案内に添付された宿泊券を持参すると、住所を問わず大人1人につき子ども1人の宿泊費が無料になる「八ケ岳キッズチャレンジ」(8月8〜18日)も昨年に続き行う。

 八ケ岳の開山祭は6月4日正午から赤岳(2899メートル)と北横岳(2480メートル)山頂で。参加者にはピンバッジを贈る。毎年高山植物をあしらっており今年はクロユリ。諏訪郡原村観光連盟も同日午前11時から、阿弥陀岳(2805メートル)山頂で開山祭を開く。

今月のお得な国内ツアー びゅう

蓼科・八ヶ岳・諏訪 ニュース