ウェストン碑を前に歌を披露する松本市安曇小の児童ら

ウェストン碑を前に歌を披露する松本市安曇小の児童ら

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歌響く、ウェストン祭 上高地に300人

信濃毎日新聞(2017年6月5日)

 日本アルプスを世界に紹介し、日本近代登山の父と称される英国人宣教師ウォルター・ウェストン(1861〜1940年)をしのぶウェストン祭が4日、松本市安曇の北アルプス上高地で開かれた。日本山岳会の主催で71回目。登山者ら約300人がウェストン碑の前で登山の安全や、自然保護の重要性を改めて確認した。

 式典で、同会信濃支部の塚原賢勝支部長(74)は「(県内では4〜5月の大型)連休中に遭難が多発した。登山者の実力と山とのミスマッチがあったと考えている」と安全な登山を呼び掛けた。地元の安曇小の児童13人は、リコーダーで「エーデルワイス」を演奏し、「アルプス一万尺」などの歌も披露した。

 ウェストン祭は、戦時中に一時撤去されていた碑が1947(昭和22)年6月に上高地に戻ったのを機に毎年開催。この日は日本山岳会元副会長で、プロ野球ダイエーホークス(当時)社長も務めた田辺寿さんの講演もあった。

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