福井市田ノ谷町の大安禅寺で「第34回花菖蒲(はなしょうぶ)祭」(福井新聞社後援)が25日まで開かれている。咲き始めたハナショウブがそよ風に揺られ、訪れた参拝客の目を楽しませていた。6月中旬に見ごろを迎えるという。
ハナショウブは約2千平方メートルに約60種・1万株が植えられている。3日の祭り開幕に合わせるように所々で黄色や紫の花が咲き始めた。
ハナショウブ園に隣接する約100種類のバラはすでに満開。1千株のアジサイは6月中旬ごろから楽しめ、初夏の花々が咲きそろう。4日には境内で、茶会やヨガ体験などの催しがあり、二胡とピアノが織りなす済んだ音色が静かな山里に響いていた。
祭り期間中は写真コンテストをはじめ、バルーンアートやバンド演奏(11日)、フラダンスショー(17日)などが開かれる。花々の様子は同寺のホームページで紹介している。