藤田さん(右)にますずしの調理法を教わる生徒たち

藤田さん(右)にますずしの調理法を教わる生徒たち

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「学校産ますずし」満足 滑川高校で海洋科生徒が試食

北日本新聞(2017年6月22日)

 滑川高校海洋科で21日、3年生25人が学校で育てたサクラマスで富山名産のますずしを作り、試食した。

 資源増殖選択の生徒9人が海洋深層水で育てた成魚約60匹を水揚げ。大きいものは1376グラムもあった。地元のレストラン「光彩」の藤田諭さん(42)がますずしの作り方を指導。深層水塩や県産酢で身を締め、ご飯と一緒に器に詰めた。うち1匹は薬業科が開発した独自の餌で育成した。

 試食したのは19日に水揚げして作ったますずしで、柚木涼佑さん(17)は「身が軟らかい。自分たちで育てた分、特別おいしく感じる」と話した。

 1717年に富山藩士が将軍徳川吉宗にますずしかアユずしを献上した記録がある。同校は、献上から300年のことし、餌も含め全て学校で育てたサクラマスを「滑高301号」と名づけた。首相に贈ることを目標にしているという。

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