フランスのグルメガイド本「ゴ・エ・ミヨ」の日本版を出版するガストロノミー&パートナーズ(東京)は、12月と来年1月に発刊する北陸のグルメと観光ガイドの内容を、12月中に携帯端末用のアプリで配信する。エルヴェ・クライ社長は22日、富山市春日(大沢野)のリバーリトリート雅楽倶で記者会見し、「富山の美しさや魅力を最大限盛り込み、全国や世界に発信したい」と強調した。
同社は、12月にグルメガイド本の日本版第2号「ゴ・エ・ミヨ東京・瀬戸内・北陸2018」を発刊。来年1月には北陸3県のレストランや宿泊施設など100店近くを日本語と英語で紹介する国内初の地方版観光ガイド本「ゴ・エ・ミヨガイド北陸」を発売する。
新刊本の編集に向け、同社幹部や調査員は国内で取材を進めている。21~24日は富山と石川、福井の3県を巡る北陸ツアーを行っており、地域性の観点から料理や食材、食文化を吟味して、才能ある料理人や生産者らを顕彰する。五つの賞があり、宿泊施設を対象にした「ホスピタリティ賞」に、南砺市野口(城端)の「薪(まき)の音」(山本誠一オーナー)が選ばれた。23日に金沢市で授与式を行う。
会見後にクライ社長らは雅楽倶内のフランス料理店「レヴォ」で、石井隆一知事らと懇談した。