国内外の木製玩具約600点が集まる「木のおもちゃ博 ふくい木育キャラバン」(福井新聞社後援)が24日、福井市の県産業会館で始まった。子どもたちは多彩なおもちゃで遊んだり、ワークショップでものづくりを体験したりしながら、木の魅力を全身で楽しんでいた。25日まで。
木の良さや利用意義を伝える団体「木育推進委員会モックイック」(福井市)が2年前から開いている。今回は昨年より会場の広さ、おもちゃの数を2倍にした。
会場は木の優しい香りに包まれた。初めて設けられた大型遊具のコーナー「アクティブキット」には木製の巨大滑り台やジャングルが登場。滑り台では、子どもたちが勢いよく滑ってかんなくずの中に突っ込み、埋もれたり転がったりしてはしゃいでいた。
落谷桃恵さん(小学1年)は「木の滑り台はつるつるしていて楽しかった」と笑顔。父の満さん(32)は「木は香りがいいし、温かみがあると実感する。山の中など外で遊ぶ機会をもっと増やしたいと思った」と話していた。
ほかに県産木材を使って楽器やおもちゃなどを作る31のワークショップが楽しめる。絵本の読み聞かせやクラシックコンサートもある。
入場料は生後6カ月から中学生まで200円、高校生以上300円。ワークショップは別途料金が必要。午前10時から午後5時まで。