レオナール・フジタの人物画が並ぶ展示会場=23日、新潟市中央区の県立万代島美術館

レオナール・フジタの人物画が並ぶ展示会場=23日、新潟市中央区の県立万代島美術館

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レオナール・フジタ展開催中 新潟市・県立万代島美術館

新潟日報(2017年6月26日)

 1920年代にパリ画壇で注目を浴びた日本人画家・藤田嗣治の人物画などを展示する「レオナール・フジタとモデルたち」(県など主催、新潟日報社共催)が24日、新潟市中央区の県立万代島美術館で開幕する。23日には開場式と内覧会が開かれ、参加した関係者ら約80人は、日本の技法と西洋の様式を融合させて人物を生き生きと描いた作品に見入っていた。

 フジタの生誕130年を記念して企画。人物画約90点のほか、モデルとなった人物との関わりを示す写真や書簡など約150点を展示し、モデルに愛情を注ぐ人間性や制作姿勢をうかがえる内容となっている。

 会場には、裸の男女の群像を描いた、縦横3メートルの壁画4点も並ぶ。内覧会に夫婦で参加した長岡市の自営業男性(71)は「細い線で描かれているのに、どの人物にも迫力があって驚いた」と話した。

 9月3日まで。26日、7月10、31日、8月7、21日休館。一般1200円、高校・大学生千円(中学生以下無料)。

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