長野市街地の夏の風物詩、弥栄(やさか)神社の御祭礼で9日、各町の屋台(山車)が街なかを巡行する「ながの祇園祭」が、三味線に笛太鼓のお囃子(はやし)もにぎやかに中央通り一帯で繰り広げられた。
屋台を所有する各町や市、善光寺などでつくる実行委員会が主催。今年は元善町、南石堂町、上千歳町、権堂町が屋台を引き、北石堂町と東町が屋台展示で参加した。
権堂町の屋台は重さ40キロ近い大獅子頭を右に左に威勢良く舞わせ、沿道の注目を浴びていた。
屋台巡行は、担い手や資金確保の各町の負担が重く開催が滞りがちだったが、街のにぎわいにつなげようと2012年、実行委主催で毎年開催が復活した。