絵画やびょうぶなどの作品が並ぶ加山又造展=7日、長岡市の県立近代美術館

絵画やびょうぶなどの作品が並ぶ加山又造展=7日、長岡市の県立近代美術館

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圧倒革新の日本画 8日から加山又造展 長岡・近代美術館

新潟日報(2017年7月10日)

 日本画家、加山又造の生誕90年を記念した企画展「生誕90年 加山又造展-生命の煌めき-」(同展新潟展実行委員会など主催、新潟日報社共催)が8日、長岡市千秋3の県立近代美術館で開幕する。7日は開場式と内覧会が開かれ、美術関係者約100人が、月夜に浮かぶ桜などを描いた華麗な作品に見入った。

 加山は日本画に西洋画の技法を取り入れるなど斬新な作風で知られる。会場には、大きくうねる波を全面に描いたびょうぶや、金銀のツルが描かれた鉢など約70点が展示されている。

 美術館友の会のメンバーで新潟市北区のアルバイトの男性(64)は「従来の日本画のイメージとは違う作品に圧倒される」と興味深そうに鑑賞していた。加山の長男で、陶芸家の加山哲也さん(62)=神奈川県藤沢市=も会場を訪れ、「父も開催をありがたいと思っているはず。描き方やテーマの変化を見てほしい」と話した。

 8月27日まで。午前9時~午後5時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。一般1200円、大学・高校生1000円、中学生以下無料。長岡市今朝白2の駒形十吉記念美術館でも、加山の作品を集めた企画展が同時開催される。

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