寄贈された法被を着て扇子やうちわを手にする児童ら

寄贈された法被を着て扇子やうちわを手にする児童ら

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29日の祭りへ「岩瀬まだら」練習 岩瀬小児童

北日本新聞(2017年7月11日)

 29日に富山市の岩瀬カナル会館を中心に開かれる第70回岩瀬みなと祭に向け、岩瀬小学校(中川広基校長)の児童は10日、同市岩瀬御蔵町の同校で民謡「岩瀬まだら」の踊りと唄の練習を行った。70回を記念し、踊りを指導する地元の花柳松香会が法被70着を同校に寄贈。ことし市無形民俗文化財に指定された岩瀬まだらを受け継ごうと、児童は張り切って取り組んだ。

 岩瀬まだらは、江戸時代から岩瀬地区に伝わる祝い唄。児童は岩瀬みなと祭のステージで毎年披露しており、ことしは1~6年生の希望者52人が出演する。

 この日は、岩瀬まだら保存会の2人が唄、花柳松香会の6人が踊りの指導に訪れた。子どもたちは寄付された法被を着てみた後、唄と踊りに分かれて稽古に取り組んだ。

 踊りの練習では、扇子の持ち方や身のこなし方を教わった。

 高岡桃乃さん(6年)は「伝統が引き継がれるようにみんなできれいに踊りたい」と意欲を見せ、岩瀬まだら保存会名誉会長の花柳松香さんは「70年の歴史と市無形民俗文化財の指定に恥じないよう心一つに力を合わせたい」と話した。

 練習は11日と21日にも同校で行う。

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