田んぼをキャンバスに見立て、稲の色の違いを利用して大きな絵のように見せる「稲作アート大作戦」が魚津市小菅沼で行われ、ヤギの姿などが浮かび上がっている。18日は5月に苗を手植えした同市村木小学校の5年生17人が成長を確かめるために訪れ、「きれいな絵になっている」などと喜んでいた。
稲作アートは県新川農林振興センターと、中山間地にある同所の活性化に取り組むグループ「小菅沼・ヤギの杜(もり)」(金森喜保代表)、JAうおづが毎年実施。ことしは5月23日に市街地にある同小の5年生と一緒に田植えをした。
田んぼには新大正もちや赤米、黒米など6種類が植えられ、ヤギや全国植樹祭の開催を記念してデザインした樹木などが見える。児童は稲の生育状況や田んぼに生息する昆虫を調べ、高台から田んぼの眺めも楽しんだ。同グループが育てているブルーベリーの摘み取り体験もあった。
9月下旬に稲を刈り取る。