住民が作った大蛇のパーツを見比べる審査員=関川村旧安角小学校

住民が作った大蛇のパーツを見比べる審査員=関川村旧安角小学校

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関川30回目まつり 新大蛇どんなもんじゃ 出来栄え審査

新潟日報(2017年7月19日)

 30回目を迎える関川村の「大したもん蛇まつり」(8月25~27日)に向け、集落ごとに作った大蛇のパーツの出来栄えを競うコンテストが旧安角小学校で行われた。

 まつりは50年前の羽越水害の犠牲者を追悼するため、1988年に始まった。主役の大蛇は水害が発生した8月28日にちなみ82・8メートルもある。

 頭をのぞく胴体と尻尾は54個のパーツに分かれ、村内の全54集落が一つずつ分担し、わらを編んで作る。これまで何度か作り直してきたが、30回目の今年も新調しようと、各集落の住民が2月ごろから製作してきた。

 平田大六村長や製作を指導した職人ら8人が10日に審査。見た目はもちろん、強度や編み目の数が規定通りになっているかなどを厳しくチェックした。上位3集落と努力賞などを選んだ。

 審査員を務めた元畳職人の男性(64)は「技術を継承する若手の育成を進めてほしい」と要望した。審査結果は8月27日のまつり最終日に発表する予定だ。

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