「山の日サミット」を企画した松井さん。山小屋関係者やアウトドアファンらが協力する

「山の日サミット」を企画した松井さん。山小屋関係者やアウトドアファンらが協力する

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負荷かけずに山楽しむには 八ケ岳山麓で22日サミット

信濃毎日新聞(2017年7月20日)

 諏訪郡富士見町などの住民グループ「山の日サミット制作局」は22日、山の環境保全を考える「山の日サミット2017」を同郡原村の八ケ岳自然文化園などで開く。山岳雑誌の編集者やクラフト作家、八ケ岳山麓で自然体験プログラムを展開する団体職員らが、環境にできるだけ負荷をかけずに登山や野外スポーツを楽しむ方法などについて意見交換する。

 23日の「信州山の日」に合わせた催し。制作局代表で富士見町地域おこし協力隊員の松井彩香さん(32)=静岡県出身=が、外来植物の繁茂や鹿による食害など、山のレジャーの周辺で起きている諸課題を当事者として知ろうと昨年始めて企画した。

 「一見すると美しい八ケ岳」だが、知らず知らず外来植物の種を登山靴に付けて持ち込んでしまうなど「私たち自身が環境に影響を与えていることを知っておきたい」と松井さん。今年は、シンポジウムで話し合った内容を実地で体感するため、山麓の自然散策ツアーとキャンプも行う。

 サミットは午前10時〜午後4時。散策ツアーとキャンプの申し込みはメールで同制作局(ayaka.matsui@routedesigning.com)へ。当日は富士見町などのクラフト作家ら20組がキャンプ用の食器、イヤリングなどの装飾品も販売する。

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