板額会が企画した、板額御前のラベルを貼ったワイン=胎内市

板額会が企画した、板額御前のラベルを貼ったワイン=胎内市

新潟県 村上・胎内 特産

ワイン好きに的中 板額御前ラベル 胎内市民グループ企画

新潟日報(2017年7月24日)

 鎌倉時代に弓の名手として知られた板額御前(はんがくごぜん)を顕彰する胎内市の市民グループ「板額会」が、板額御前のイラストラベルを貼った地元産ブドウのワインセットを発売した。板額会がことし発足15周年を迎えたことに合わせ、板額御前の認知度を市内外でさらに高めようと企画した。

 板額御前は同市一帯を含む荘園奥山荘を治めていた豪族・城氏の娘で、幕府軍と勇敢に戦ったとされている。

 板額会は国産ブドウで作った日本ワインの人気が全国的に高まっていることに注目。胎内市産のブドウで生産された胎内高原ワイナリー製の赤、白、ロゼの3種類をセットにした。

 板額御前とともに日本の「三大御前」に称される巴(ともえ)御前、静御前のアニメ風のイラストをラベルにあしらった。限定100セットで、若い女性をターゲットにしている。同会が板額御前にちなんだワインセットを企画したのは2回目になる。

 ワインはこのほど市内で開かれた板額会の15周年記念祝賀会でお披露目された。鈴木映一会長(50)は「このワインを通じて胎内に素晴らしい人がいたことを多くの人に知ってほしい」と期待を寄せた。

 750ミリリットル入り3本セットで税込み6300円。市内の道の駅胎内や胎内高原ビール園などで発売している。同会は売れ行きが好調な場合、追加生産も検討するという。問い合わせは胎内市農林水産課、0254(43)6111。

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