信州デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ、茅野市内で展開中の「おいでなして信州・ちのキャンペーン」で、諏訪東京理科大(茅野市)と市観光協会は27日、宿泊料の値引きやドリンクサービスをしている協力店90軒を案内するサービスを始めた。無料アプリをダウンロードしてスマートフォンなどを街なかでかざすと、現在地から店までの距離や方角を示す「エアタグ」が画面に示される仕組みだ。
両者は2015年にJR茅野駅周辺の店を、16年には諏訪大社御柱祭の曳行(えいこう)路を案内する同様のサービスを提供。今回は経営情報学部の三代沢正教授(62)が教えている1〜4年生8人が5月中旬から仕組みづくりに取り組んだ。
プロジェクトリーダーの同学部3年市村嵩志さん(20)は「店の数が多くデータ入力が大変だったが効果的な情報発信。観光振興に役立ってほしい」と話している。