第70回岩瀬みなと祭が29日、富山市岩瀬天神町の岩瀬カナル会館をメイン会場に開かれた。ことし市無形民俗文化財の指定を受けた地元の民謡「岩瀬まだら」や、バンド演奏、ダンスなど多彩なステージを繰り広げ、70周年を盛り上げた。
オープニングセレモニーで実行委員長の金尾雅行岩瀬自治振興協議会長が「皆さんの協力で70回目を開催することができた。まつりを地域の連携を生む原動力にしていきたい」とあいさつした。
「岩瀬まだら」大饗宴があり、岩瀬まだら保存会と花柳松香会、岩瀬小学校児童の約110人が出演。扇子やうちわを手に力強い歌声と踊りを披露した。観客は手拍子を打ちながら鑑賞し、大きな拍手を送った。
花柳松香会の「伝統の舞」でシンガポール出身のエイ・ヤグニャさんも日本舞踊を披露。伝統の岩瀬はしご登りや輪踊り、岩瀬小ブラスバンドの演奏、富山のご当地アイドル「ビエノロッシ」のステージなども行われた。
納涼夜店やフリーマーケットもあり、花火ショーがフィナーレを飾った。大勢の家族連れらが夏のひとときを楽しんでいた。