水木さんの作品などを集めた「妖怪展」

水木さんの作品などを集めた「妖怪展」

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妖怪で涼しさ感じて 富士見で水木さん作品・人形展

信濃毎日新聞(2017年8月1日)

 富士見町コミュニティ・プラザ内の「高原のミュージアム」は、漫画家の故水木しげるさんの作品「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪の人形と水木さんが描いた妖怪の絵を紹介する「ゲゲゲの鬼太郎と日本の妖怪展」を開いている。涼しさを感じてほしい、と暑い時季に企画した。

 人形は高さ5〜20センチ。雷とともに現れる「雷獣」や夜中に寝室の枕を動かす「まくら返し」など18体を並べた。水木さんの絵は、赤ん坊の泣き声を出して人を混乱させる「川赤子(かわあかご)」など複製画13枚。いずれも水木さんの出身地、鳥取県のイベント会社から借りた。

 ミュージアムは「妖怪は、みのやげたといった道具が基になったものがある。昔の人が、道具にも魂が宿ると考え、物を大切にしたことを表している」と説明。町歴史民俗資料館が所蔵する、みのや高げた、農具など10点ほども展示した。

 9月18日まで。8月6日午後1時半から、同資料館学芸員の小松隆史さん(46)がギャラリートークで妖怪を解説する。11日午前11時からは怪談のアニメ上映会がある。問い合わせは高原のミュージアム(電話0266・62・7930)へ。

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