7日は二十四節気の「立秋」。長野市の戸隠高原では、ソバの白い花が満開になっている。
県道戸隠高原浅川線(通称バードライン)沿いの戸隠そば博物館「とんくるりん」近くにある畑では、一面真っ白なじゅうたんのように満開の花が辺りを染めている。雲間からは時折青空がのぞき、日が差すと暑いほど。それでも畑を吹き抜ける風は涼しく、かれんな花を揺らしていた。
長野市高田の会社員門倉文夫さん(63)は、写真撮影のために始発のバスに乗って訪れたという。「台風が接近していて雲が多いけど、花が枯れないうちに来られて良かった」と話し、戸隠連峰や北アルプスの山々と一緒に花を撮影できる場所を探しながら、歩き回っていた。