東御市内のワイナリー(醸造所)や観光名所を巡る市の周遊バスの名前が「まるっと信州とうみ号」に決まった。9〜11月に40日間試験運行し、施設の割引サービスなども検討中。ワイン産地をPRするため、自家用車利用にはない旅の楽しみ方を提案する。
地域の魅力を「丸ごと」知ってほしいとの願いを込めて命名した。初日の9月1日を除き、土日曜日と月曜日に1日4便運行し、ブドウやワイン、クルミといった名産品の生産地、旧北国街道海野宿などの観光地計10カ所に停車する=表。9月2日は、「東御ワインフェスタ」を開く信州うえだ農協東御支所田中店駐車場の特設会場にも臨時停車する。
市の担当者は「停車地の周辺を含め、のんびりと巡ってほしい」と話し、道中、ワインや地ビール「オラホビール」を味わえるバスの旅ならではの利点をアピール。市観光協会が8月中に専用サイトを立ち上げ、モデルコースなどを紹介する。
1日乗車券が2千円。土日曜日のどちらかに市内に宿泊すると翌日も使える。乗車券はバス車内か市観光情報ステーション(電話0268・62・7701)で、当日かその前日に購入できる。