オジコシャルドネを手に喜びを語る釣社長(中央)と飯田マネジャー(右)、田向副部長=氷見商工会館

オジコシャルドネを手に喜びを語る釣社長(中央)と飯田マネジャー(右)、田向副部長=氷見商工会館

富山県 高岡・氷見・射水

氷見産白ワインが日本ワインコンクール金賞

北日本新聞(2017年8月9日)

 氷見市余川の農園ワイナリー「セイズファーム」が醸造した「オジコシャルドネ」が8日、日本ワインコンクールの欧州種系白ワイン部門で金賞を受賞した。同部門で北陸のワイナリーの金賞獲得は初。今回のコンクールでは「シャルドネ」も銅賞を受賞しており、同ファームは「氷見の土地柄を生かした味ができた」と喜んでいる。

 日本ワインコンクールは、国内で栽培・収穫したブドウのみを使ったワインが対象で、今年で15回目。欧州種系白ワインは9部門ある審査対象の一つで、今回は全国の7銘柄が金賞に選ばれた。

 セイズファームは2011年に醸造免許を取得し、余川の農園5ヘクタールで約1万本のワイン用ブドウを栽培している。温暖で降雨量が多いといった氷見の気候風土や土質に合わせた造り方を追求しており、今回のオジコシャルドネは、16年に収穫したものをステンレスタンクで発酵、熟成させて造った。銅賞のシャルドネは、たるで熟成した。

 気候が安定してブドウの出来が例年以上に上質だったことに加え、酸味が保持できるステンレスタンクの特長が加わり、新鮮ですがすがしい味に仕上がった。地元産の岩ガキなどとよく合うという。

 同ファームを運営するT-MARKSの釣吉範社長と飯田健児取締役マネジャー、田向俊ワイン製造部副部長が8日、氷見商工会館で受賞を報告した。釣社長は「醸造事業を始めて以来、関わってきた人々の思いが詰まったワイン。氷見、富山の産業や観光の盛り上げに役立ってほしい」と喜びを語った。

 オジコシャルドネは同ファームのショップで限定販売しており、1本750ミリ入り2571円。シャルドネは9月から販売する。

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