伊那市は、同市西箕輪のはびろ農業公園みはらしファームに、ペダルのない幼児用自転車「キックバイク」の体験コース「のってみらっし」を整備し、9日、現地で式典を開いた。近くの西箕輪保育園の年長園児43人が招かれ、早速楽しんだ。同公園の管理組合が運営し、12日に開業する。
コースは初心者用と中上級者用の2種類。ともに全長約60メートルの直線に複数のこぶが設けてある。こぶの高さは初心者用が30〜40センチ、中上級者用は最大1メートルほど。市の地域おこし協力隊員の宮坂啓介さん(32)=茅野市出身=が中心となって整備した。
一足早く体験した園児たちは、足で地面を蹴って加速し、コースを駆け抜けた。
利用は午前10時〜午後4時半で、未就学児対象。コースの利用料は1日500円で8月中は無料。キックバイクは持ち込み可。ヘルメットなどを付けて1台500円(30分間)で貸し出しもする。