「おわらin富山駅」が12日、富山市のJR富山駅南北自由通路で行われ、情緒あふれる演舞で大勢の帰省客や観光客をもてなした。
同駅と富山市が合同で開催する初めての「おもてなし」イベント。県民謡越中八尾おわら保存会の地方衆5人と踊り手6人が出演した。
最初に沢谷英毅富山駅長が「ひと足早く風情のあるおわら風の盆を感じてもらいたい」とあいさつ。富山市富山駅周辺地区整備課の村井真哉課長は「初のタイアップ企画。一丸となって取り組む第一歩を踏み出せた」と述べた。
哀愁を帯びた音色と歌声が響く中、法被や浴衣に編み笠(がさ)姿の男女がしっとりと踊りを繰り広げた。利用客はカメラやスマートフォンを向けながら、じっくり鑑賞した。
市職員はパンフレットを配り、9月1~3日のおわら風の盆、8月20~30日の前夜祭をPRした。