高島藩主諏訪家墓所の石灯籠に火をともす「史跡御廟保存会」の会員

高島藩主諏訪家墓所の石灯籠に火をともす「史跡御廟保存会」の会員

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「諏訪家墓所」国史跡指定祝う灯籠まつり

信濃毎日新聞(2017年8月13日)

 諏訪市湯の脇の「高島藩主諏訪家墓所」で12日、今年2月の国史跡指定後初となる灯籠まつりが始まった。墓所の清掃をしている諏訪地方などの有志でつくる「史跡御廟(ごびょう)保存会」の会員約30人が、墓所内にある約120基の石灯籠にろうそくを立てて火をともすと、木々に囲まれた一帯に柔らかな明かりが広がった。

 墓所には2代忠恒から8代忠恕(ただみち)まで7人の墓標が並ぶ。まつりは、諏訪地方の礎を築いた人たちをお盆に供養しようと毎年開催。午後6時ごろから、約1300平方メートルの史跡指定範囲内に点在する高さ1〜2メートルの石灯籠にろうそくの火をともした。

 寺入り口から墓所までの間には高さ1・5メートルほどのあんどんを立て、火をともした。小平武会長(82)=諏訪市=は「史跡指定やまつりをきっかけに若い人にも関心を持ってもらいたい」と話した。13、14、16日はあんどんのみに火をともす。

 茅野市の頼岳寺には初代頼水の墓所があり、合わせて国史跡に指定された。

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