長野市松代町の真田邸(国史跡)で16日まで、夜間に庭園などがライトアップされている。JR各社や県内自治体などが展開している大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、市などが企画。13日夜も観光客らが、植栽が7色の光りで彩られた光景を写真に収めたり、じっくり観賞したりして楽しんだ。
庭園には少しずつ色が変わる発光ダイオード(LED)ライト12基を設置。午後7時すぎにカウントダウンの合図で庭園が色とりどりの光に包まれると、「きれいだね」「素晴らしい」などと感嘆の声が漏れた。真田邸の一角ではバイオリン奏者による演奏会もあった。
同市松代町の実家に帰省していた自営業の伊藤久典さん(74)=愛知県豊橋市=は、初めて真田邸に足を運んだといい、「幻想的なひとときだった。ライトアップを機に地元の魅力を再発見できた」と喜んだ。
ライトアップは午後7〜9時(最終入場は8時半)。入場料は大人200円、小中学生80円。期間中は飲食ブースが並び、毎日演奏会がある。