新潟市秋葉区の県立植物園で企画展「食虫植物展　もっと知りたい！植物の技」が開かれている。お盆を迎えた１３日には、夏休み中の親子連れや帰省客らが来場し、植物が虫を捕食する仕組みなどを学んでいた。

　つぼ状に変形した葉を持つウツボカズラや、貝のような形の葉で虫を挟むハエトリソウなど、６種類の食虫植物を中心に約２００鉢が展示されている。

　ハエトリソウの大型模型も展示され、内部に触れるとセンサーが反応し貝のような葉が閉じる仕組みが再現された。来場者は虫になった気分で触れ、挟まれると歓声を上げていた。五泉市川東小５年の児童（１１）は「ハエトリソウは知っていたけど、知らない植物もあった。いろいろな種類を観察できて楽しかった」と笑顔だった。

　同展は９月１０日まで。一般６００円、高校生・学生３００円、小中学生１００円。問い合わせは同園、０２５０（２４）６４６５。