黒部市宇奈月温泉の夏の風物詩「峡谷花火響宴」が18日行われ、光の大輪が黒部川上流の夜空を華やかに彩った。
地元の商工、観光関連団体などでつくる実行委員会(坂井泉委員長)が、温泉街を訪れる観光客への感謝と地域振興の願いを込めて毎年実施している。今回は黒部川開発100年を記念した事業としても行った。
午後8時半すぎに打ち上げがスタート。ごう音とともに、約2100発が黒部峡谷の玄関口をカラフルに染め上げ、温泉街に繰り出した宿泊客や住民らから歓声が上がった。
花火に先立ち、「サマーハロウィンパレード」も行われ、モンスターやアニメのキャラクターなどに仮装した子どもたちが温泉街を練り歩いた。宇奈月公園近くではキャンドルがともされ、フラダンスやファイアダンスが披露された。峡谷花火響宴は北日本新聞社共催。