佐久市臼田地区の飲食店3店舗でつくる「臼田ぷるーん連合」が、地元産の果実「サンプルーン」を使った弁当を考案した。市外から訪れる団体などの注文を受けて販売し、鉄分が豊富なプルーンを「臼田の味」として印象づけたい考え。26日、地元の臼田健康活動サポートセンターで開く「うすだ元気フォーラム」で初めて売り出す。
同連合は「若松食堂」の小山康義さん(44)、日本料理店「れもん」の浜口雄介さん(44)、焼き鳥居酒屋「るろう酒場灯雲(ひぐも)」の小池頼斗(らいと)さん(30)が2014年に結成。傷が付くなど市場流通しないプルーンを毎年各店80キロずつ買い、料理で提供している。
今回、小山さんはプルーン入りのソースをかけたハンバーグとプルーン入りポテトサラダ、浜口さんはプルーンの酢漬けと信州サーモンフレークを混ぜたのり巻きやプルーンゼリー、小池さんはプルーン入りのソースやタルタルソースを添えた鶏肉の唐揚げを担当。臼田地区担当の地域おこし協力隊がPRや販売で協力する。浜口さんは「食事にも使えるプルーンを知ってもらいたい」と話している。
弁当は臼田地区で販売し、1週間前までに3店のいずれかに予約する。価格は800〜千円を想定。26日は600円の特別価格で販売する。問い合わせは若松食堂(電話0267・82・2443)へ。