土蔵造りの建物が並ぶ高岡市の山町筋を舞台にした「第19回高岡山町筋土蔵造りフェスタ」が26日始まった。来場者は町並みの風情を味わいながら散策し、クラシックカーの展示やものづくり体験、飲食物販売など多彩なイベントを楽しんだ。27日まで。
恒例のクラシックカー展は歩行者天国になった通りで行われ、国内外の約40台が並んだ。古い町並みにレトロな車が溶け込み、写真スポットとして人気を集めた。地元団体による民謡街流しもあった。
町家を改修した商業施設「山町ヴァレー」では、中庭を利用してビアガーデンを初めて開設。隣接する観光駐車場で音楽ライブがあり、にぎやかな夏祭りの雰囲気が漂った。
通り沿いの町家や店舗では和雑貨の販売や生け花展、琵琶や三味線の演奏会を実施。い草の小物作りや鋳物体験のワークショップも行われた。高岡御車山(みくるまやま)会館では郷土史家の樽谷雅好さんが「御車山の宗教性」と題して講演した。
27日のフェスタは午前11時から始まり、歩行者天国は午後5時から同9時まで実施。同2時から直木賞作家で詩人のねじめ正一さんのトークショー、同5時から室崎琴月ミニコンサート、同7時からジャズライブがある。
土蔵造りのある山町筋まちづくり協議会主催、北日本新聞社共催。