砺波市の伝統文化を一堂に紹介する「となみ伝承やぐら大祭」が2日、同市のとなみ駅前商店街で開かれ、夜高小行燈(あんどん)の引き回しや子供歌舞伎の三味線演奏、獅子舞などが行われた。
日が沈み始めると、となみ夜高まつりの若衆有志でつくる「夜行会」が作った夜高小行燈が登場。子どもたちは「ヨイヤサ、ヨイヤサ」の元気な掛け声に合わせて行燈を引き回した。砺波子供歌舞伎曳山振興会は三味線の音色を響かせ、来場者を伝統芸能の世界へ引き込んだ。
獅子舞は神島獅子方若連中が威勢の良い舞を披露。太鼓は越中いさみ太鼓保存会と水舞流越中八幡太鼓保存会が力強く打ち鳴らした。太鼓の体験コーナーもあった。
となみミュージカルキッズのステージや特産の大門素麺(おおかどそうめん)の大食い大会なども行われた。市内のよさこい団体「想叶縁来奏(そうかえんらいかなで)」による演舞や音楽グループ「くまの音楽堂」のライブ、民謡民舞の発表など、多彩な催しが繰り広げられた。
砺波商工会議所が毎年開いている。開会式で北村憲三会頭と夏野修市長があいさつした。