水揚げされ競り会場に並べられる色鮮やかなベニズワイガニ=新湊漁港

水揚げされ競り会場に並べられる色鮮やかなベニズワイガニ=新湊漁港

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秋の味覚・ベニズワイ初競り 新湊漁港

北日本新聞(2017年9月3日)

 富山湾の秋の味覚・ベニズワイガニの今シーズンの初競りが2日、射水市八幡町の新湊漁港で行われ、色鮮やかなカニと競り人の威勢のいい掛け声に港が活気づいた。

 ベニズワイガニ漁は毎年1日午前0時に解禁。ことしは高波の影響で、新湊漁協所属のカニかご漁船5隻のうち2隻が漁を取りやめ、3隻が沖合にカニかごを仕掛けていた。この日は2隻がかごを引き揚げ、水揚げは昨年より700匹少ない1800匹だった。

 漁港の競り場にはカニがサイズ別に並べられ、午後1時に競りがスタート。競り人の掛け声に合わせ、仲買人がお目当てのカニを次々と競り落とした。重さ800グラム以上で身が詰まった高品質であることを示す「新湊ブランド」のタグは10匹に付けられた。そのうち1匹は甲羅が15センチ、全長75センチで、県が昨シーズンからブランド化を進める「高志の紅(あか)ガニ」のタグも付けられた。

 同漁協によると、浜値は昨年より2割安。当面は地元の料理店や飲食店、すし店、スーパーなどの小売店に出回る。漁は11月末から1月ごろに最盛期を迎え、来年5月末まで行う。

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