鳩打峠の登山口で看板を付け替える有志ら

鳩打峠の登山口で看板を付け替える有志ら

長野県 伊那路 アウトドア・レジャー

中ア烏帽子岳に親しんで 鳩打峠登山口の案内板一新

信濃毎日新聞(2017年9月4日)

 中央アルプス烏帽子岳(2195メートル)の登山口がある下伊那郡松川町などの有志らが3日、鳩打峠登山口の古くなった案内板の枠を付け替えた。既に入山届の記載台も新設。近年増えているという県外の登山者の他、地元の人にも歩いて親しんでもらおうと、今後も登山道整備を進める。

 一連の整備は、昨年から烏帽子岳の「ふるさと登山」を開いている実行委員会が呼び掛けた。案内板は高さ2・3メートル、幅1・4メートルで町有林のヒノキを使用。烏帽子岳や念丈岳(2291メートル)までの登山道と所要時間を記している。入山届の記載台は、これまで投函用の箱しかなかったため用紙も置いて提出を促す。実行委が定期的に回収する。

 町によると登山者は増加傾向といい、実行委事務局の北原正尚さん(72)は「町の子どもたちにも歩いてもらえるよう、安全で親しみやすい山にしていきたい」。この日、登山道を下山してきた同郡豊丘村の玉盛愛里さん(30)は「伊那谷を一望できるのが魅力。きれいに整備してもらってありがたい」と話した。

 中ア南部を巡っては、同町と上伊那郡飯島町の有志らが「中央アルプス南部岳人ネットワーク」を設立。荒れて通行が難しい念丈岳―越百(こすも)山(2614メートル)間の登山道整備に乗り出しており、今回の整備もその一環として行った。

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