おわらの名歌「八尾四季」を詠んだ栃木県日光市出身の文人画家、小杉放庵(ほうあん)を顕彰する同市の「小杉放(ほう)菴(あん)研究舎」(柳原一興主宰)のメンバー約40人が3日、おわら風の盆が行われている富山市八尾町中心部を訪れ、坂の町の風情を堪能した。
放庵は1928年、「おわら中興の祖」として知られる同市八尾町東町の開業医、川崎順二に招かれて、おわらを鑑賞。春夏秋冬の風情を表した「八尾四季」を作った。
研究舎のメンバーは、放庵が滞在した同市八尾町鏡町の旧料理旅館「杉風荘(さんぷうそう)」を訪問し、鏡町おわら保存会による演舞をじっくりと楽しんだ。