53年ぶりに石川県内で披露される利家の掛け軸=金沢市の石川県立歴史博物館

53年ぶりに石川県内で披露される利家の掛け軸=金沢市の石川県立歴史博物館

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利家掛け軸、53年ぶり里帰り 県立歴史博物館で16日公開

北國新聞(2017年9月15日)

 加賀藩祖、前田利家を描いた江戸時代の掛け軸「前田利家像」(横浜市指定文化財)が53年ぶりに、石川県に里帰りした。16日に金沢市の県立歴史博物館で開幕する特別展「禅の心とかたち―總持寺(そうじじ)の至宝―」(北國新聞社特別協力)で公開される。利家が当時の曹洞宗(そうとうしゅう)大本山總持寺の復興を支援した歴史を伝える。
 掛け軸は、正装である束(そく)帯(たい)姿で扇を手に座る利家を表している。表情は穏やかで、晩年ごろに制作されたとみられる。大きさは縦101センチ、幅50・3センチ。

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