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登山口つないで浅間山周遊 10月7日バスツアー

信濃毎日新聞(2017年9月16日)

 県佐久地域振興局(佐久市)は10月7日、浅間山(長野・群馬県境、2568メートル)の2カ所の登山口を貸し切りバスでつなぐモニターツアーを行う。黒斑(くろふ)コース登山口の高峰高原(小諸市)から登り、火山館コース登山口の天狗(てんぐ)温泉浅間山荘(同)に下りた客を、高峰高原まで運ぶ=地図。両登山口は約13キロ離れており、登山客は各コースを往復するのが一般的。同振興局は参加者にアンケートし、定期運行できるか検討する。

 浅間山では2015年6月、ごく小規模な噴火が2回発生。噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられ、火口から半径約2キロ圏内は立ち入り規制が続く。県の統計では、14年に6万9300人だった訪問者は、15年は4万2500人、16年は3万6200人と減少。再び呼び戻すため、利便性の高い周遊ルートの可能性を探る。

 運営は、小諸市の一般社団法人こもろ観光局が受託。午前8時に高峰高原ビジターセンターに集合。ガイドの引率で黒斑山(2404メートル)、火山館を経由して天狗温泉浅間山荘に下りる。バスで小諸市道「チェリーパークライン」を上り、高峰高原に戻る。

 同山荘の代表山崎幸浩さん(51)によると、車をあらかじめ下山予定の同山荘前に駐車し、別の車で入山場所の高峰高原に行き、浅間山を周遊するグループがいる。山崎さんは、ツアーについて「ロケーションの良い周遊ルートを気に入ってもらえればいい。期待感は大きい」と話す。

 参加者を9月29日まで募る。先着20人。無料。雨の場合は10月9日に延期する。問い合わせはこもろ観光局(電話0267・22・1234)へ。

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