地元食材を盛り込んだパエリア料理やチラシを手に祭典への参加を呼び掛ける鯖江JCのメンバー=福井県鯖江市長泉寺町1丁目

地元食材を盛り込んだパエリア料理やチラシを手に祭典への参加を呼び掛ける鯖江JCのメンバー=福井県鯖江市長泉寺町1丁目

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鯖江と越前町の幸をパエリアに 新名物へ23日に食の祭典

福井新聞(2017年9月18日)

 福井県鯖江市と越前町を代表する味覚を新しい食の提案で発信しようと鯖江青年会議所(JC)は23日、スペイン料理のパエリアをテーマにした食の祭典を同町厨の道の駅「越前」で開く。巨大パエリアでギネス記録を樹立したシェフを招き、直径1メートルの専用鍋で地元食材をふんだんに盛り込んで調理。800人に無料で振る舞う。

 同JC会員エリアの鯖丹地区には豊かな自然が広がり、野菜や魚介などさまざまな味覚が楽しめる。PRの新たな手段として複数の食材を一つの料理に盛り込めるパエリアに着目。地域の新たな名物料理として普及を図っていこうと祭典を企画した。

 パエリアの国内の第一人者、村田禮三(れいぞう)シェフ(埼玉県)を招待。「ご当地パエリア祭りin越前町」と銘打ち、午前10時から巨大パエリアづくりのパフォーマンスを行う。鯖江で特産化を目指している「さばえ菜花米」を使用。その他、吉川ナスやニューピーマン、越前漁港で揚がった甘エビ、イカといった地域を代表する食材を盛り込む。

 また、今回の祭典に向けて同JC会員たちが家庭でおいしく食べられるパエリアレシピを考案した。主婦目線で食材や調理時間に考慮し、地元の食材を彩り鮮やかに楽しめるもので、福井市西谷2丁目の欧風料理店「エルマノ」が監修した。会場では2市町の食材の特徴などを掲載したガイドブックを配布する計画で、そこに掲載されているQRコードをスマートフォンで読み取れば、ネット上でレシピや作り方が詳しく分かる仕組みになっている。

 同JCまちの未来を創る委員会の谷口康博委員長(28)は「家族連れでぜひ味わいに来てもらい、地元食材とともに家庭でパエリアを調理する機会が広がってもらえれば」と話している。

 会場ではこのほか地元食材などの販売もある。また来場者に、この地域に対する魅力などの聞き取り調査も行う。

 祭典は午後4時まで。荒天時は10月8日に延期する。問い合わせは同JC事務局=電話0778(51)1978。

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