記念手拭いを首に掛け、観客と地元の踊り手が心行くまで楽しんだ総踊り=南砺市城端

記念手拭いを首に掛け、観客と地元の踊り手が心行くまで楽しんだ総踊り=南砺市城端

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踊りの輪は夜更けまで 城端むぎや祭最終日

北日本新聞(2017年9月18日)

 南砺市の第67回城端むぎや祭は17日、最終日を迎え、城端中心部の西町通りで締めくくりの総踊りを繰り広げた。心配された台風の影響はほとんどなく、住民の踊りの輪に観光客が次々と参加。2日間の祭が終わるのを惜しむように、千人近くの人たちが五箇山民謡の調べとともに夜更けまで舞い続けた。

 踊り手たちが地方(じかた)を乗せたやぐらを囲み麦屋節に合わせて踊ると、哀愁を帯びた音色に誘われて観光客も続々と輪に加わった。昨年は雨の影響で総踊りが中止になったため、待ちわびた人たちが心行くまで楽しんだ。参加者には、城端むぎや祭協賛会と北日本新聞社がつくった「むぎや節新歌詞」を染め抜いた記念手拭いが配られた。

 総踊りに先立ち、むぎや踊りパレードが行われ、地元の婦人会員ら170人が国道304号を町流しした。

 最終日はこのほか、むぎや踊り競演会が城端別院善徳寺と城端伝統芸能会館じょうはな座であり、街並み踊りも3カ所で行われた。

 むぎや祭は同祭協賛会主催、北日本新聞社共催。

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