大野屋で使われている菓子木型。高岡クラフト市場街では展示も行う=大野屋

大野屋で使われている菓子木型。高岡クラフト市場街では展示も行う=大野屋

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木型使い和菓子作りを 高岡クラフト市場街で体験会

北日本新聞(2017年9月20日)

 高岡市中心市街地で22~24日に開かれるイベント「高岡クラフト市場街(いちばまち)」(北日本新聞社共催)に合わせ、和菓子店「大野屋」(同市木舟町)は23日、同市山町筋にある喫茶店「山町茶屋」で和菓子作りのワークショップを行う。店で使用している菓子木型を用い、ものづくりの楽しさを感じてもらう。

 大野屋は菓子木型約800種類を所有。ワークショップでは、重陽(ちょうよう)の節句にちなみ、キクをかたどった木型を用いて和菓子を作る。同店の和菓子作りのチーフ、嶋田茂さんが作り方を教える。

 参加者はお茶と一緒に自分で作った菓子のほか数種類の和菓子を味わえる。同店社員の大野悠さんは「和菓子に込められた日本の文化や山町筋の風情を感じてほしい」とPRする。

 高岡クラフト市場街の期間中、同店は山町茶屋でクラフト品と一緒に木型や和菓子の展示も行う。

 参加費は一人1500円。午後1時の部は定員がいっぱいになり、同3時の部の予約を受け付けている。問い合わせ、予約は大野屋、電話0766(25)0215。

■御車山風屋台で作品展示 高岡伝統産業青年会
 高岡伝統産業青年会(武蔵川剛嗣会長)の工芸展「スーベニ屋」が19日、高岡市白金町のクリエイティブスタジオROLE(ロール)で始まった。高岡御車山(みくるまやま)をモチーフに作ったオリジナル屋台に日常使いの雑貨を並べたほか、会場では重厚な工芸品も紹介している。29日まで。

 22~24日のイベント「高岡クラフト市場街」に合わせて開催。昨年製作した屋台を、作品を展示販売できるようにリニューアルした。

 青年会は8月19日から9月8日まで、東京・新宿のセレクトショップ「ビームス ジャパン」で展示販売を行った。高岡の技を用いて作った屋台に、現代的なものから伝統的なものまで工芸品を並べたところ、売り切れの品が出るほど好評だった。

 今回は東京に続いての巡回展として開催。真ちゅう製の名刺入れや一輪挿しのほか、展示品で最も高い420万円の値が付く純銀製の仏具など約200点が並んでいる。ROLE代表で青年会副会長の羽田純さんは「高岡の職人の技術を知ってほしい」と話している。

 問い合わせはROLE、電話0766(53)5862。

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