朝焼けに染まる諏訪湖で、ワカサギを狙って投網を放つ漁師

朝焼けに染まる諏訪湖で、ワカサギを狙って投網を放つ漁師

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諏訪湖でワカサギ投網漁 2年ぶりの秋の風物詩

信濃毎日新聞(2017年9月26日)

 諏訪湖で秋の風物詩、ワカサギの投網漁が行われている。昨季は7月にワカサギが大量死したためほぼ全面休漁となり、秋の湖上に投網漁の小舟が出るのは2年ぶり。25日は早朝の静かな湖に、網が水面を打つ「バシャン」という音がしきりに響いた。

 漁ができるのは午前3時から6時まで。重りのついた網は重さ約10キロで、広げると円すい形となり、下部の円周は40メートルほどある。諏訪市豊田の藤森重利さん(60)が船首に立って豪快に網を放つと、きれいに開いて着水。引き揚げた網の中で、体長8センチほどの銀色のワカサギが輝いていた。3時間で約30キロを取った。

 藤森さんは「最後は汗でびっしょりになってへとへとに疲れるが、漁ができることがうれしい」。諏訪市渋崎の諏訪湖漁業センターにはこの日、漁師14人が計約215キロのワカサギを持ち込んだ。

 投網漁は今月4日に始まり、今年は一昨年同様、週に3日行われている。平均して1日約200キロの漁獲があるという。諏訪湖漁協(諏訪市)は漁獲量などを見て漁の終了日を決めるとしている。

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