ささらを響かせながら舞う越中五箇山こきりこ唄保存会の踊り手=白山宮境内(写真部長・佐藤範幸)

ささらを響かせながら舞う越中五箇山こきりこ唄保存会の踊り手=白山宮境内(写真部長・佐藤範幸)

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平の「こきりこ祭り」開幕 唄と踊り郷愁誘う

北日本新聞(2017年9月26日)

 五箇山の秋を彩るこきりこ祭りが25日、南砺市上梨(平)の白山宮境内で始まり、郷愁を誘う音色が秋の山里に響いた。越中五箇山こきりこ唄保存会は、いにしえから伝わる「こきりこ」を披露。県内外から訪れた観光観客が、五箇山民謡を伝承する各団体の唄と踊りに酔いしれた。26日まで。

 舞台競演会が特設舞台であり、小谷麦屋節保存会、越中五箇山民謡保存会、越中五箇山麦屋節保存会の順に出演。最後に越中五箇山こきりこ唄保存会が登場し、「神楽舞」に続き「こきりこ」を披露した。女性はシデ踊りや手踊りを見せ、男性は古式ゆかしい装束で「ささら」を鳴らしながら舞った。ゆったりとした調べに乗せて繰り広げられる演舞に、観客は大きな拍手を送った。競演会後の総踊りは、観客もささらを手に楽しんだ。

 26日は正午からの奉納こきりこ踊り特別披露で幕開け。午後3時からこきりこ踊りの指導がある。同6時から奉納こきりこ踊り、同7時から舞台競演会と続き、総踊りで締めくくる。

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