ブドウの収穫とワインの仕込みの時期を迎えた新潟市西蒲区角田地区の5ワイナリーが、10月1日に恒例イベント「ワインフェスタ」を開く。10回目の今年はワイナリーを巡って試飲を楽しむテイスティングラリーを初めて開催する。
越前浜と角田浜には1993年に創業した「カーブドッチ」と、カーブドッチで修業し独立したワイナリーが集まる。この5軒でつくるグループ「新潟ワインコースト」が主催する。
テイスティングラリーでは、オリジナルのワイングラスと、グラスを入れて首から掛けるネックホルダーを用意した。1080円でグラスとホルダーを購入し、自由にワイナリーを回る。醸造家からワインや仕込みについて話を聞いたり、醸造中の「ヤングワイン」を味わったりすることができる。
会場ではコルク早抜き大会や、畑を巡るバスツアーなどの催しが行われる。カーブドッチが今年初めて製造に取り組んでいる、越前浜産の小麦で作ったパンもデビューする予定だ。
同地区ではアルバリーニョやメルローなど20種以上の醸造用ブドウが栽培され、9月上旬から収穫と仕込みが始まった。今年は7月からの気温が上がらなかった影響で、ブドウの収量は少なめだが、ブドウの質に合わせて醸造法を工夫していくという。
ワイナリー「フェルミエ」の取締役本多有紀さん(46)は「ワイナリーを訪れてみるきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。
カーブドッチはJR新潟駅南口からの送迎バス(要予約、500円)や、JR内野駅発着の住民バス(300円)の利用を勧めている。
午前10時~午後4時。問い合わせはカーブドッチ、0256(77)2288。