福井県の坂井高生と旧春江工業高生が製作した乗り物やゲーム機で遊ぶ催し「家族でGO! おもしろのりもの」が30日、坂井市の県児童科学館で始まった。親子連れらが大勢訪れ、ミニ電車に乗って敷地内を巡ったりクレーンゲームに興じたりして楽しんだ。1日まで。
旧春江工時代から続く催しで、同校閉校後は坂井高生が作品を引き継ぎ修理したり、新たに製作したりしている。今回は屋内外に約20種類を用意。同校1~3年約80人が準備や乗り物の運転手、案内役などを務めた。
来場者は、座席が連なったバッテリーカーやミニ電車、アニメのキャラクターが描かれた乗り物などに乗り敷地内を回った。コンピューターでプログラミングしたミニカーを走らせたり、クレーンを操作してボールをつかんだりするゲームもあり、子どもたちは夢中で遊んでいた。写真フレームを作るワークショップなども開かれた。
坂井高電気科3年の麻生祐希さんは「子どもの笑顔がうれしい。代々受け継がれてきた作品を後輩も大切にしてほしい」と話した。家族と訪れた岡本維人君(磯部小3年)は「高校生が作ったなんてすごい。どれも楽しかった」と喜んでいた。
乗り物の乗車やゲームは無料。1日は午前10時~午後4時。