電車に乗り込む園児ら=富山地鉄新黒部駅

電車に乗り込む園児ら=富山地鉄新黒部駅

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黒部で「くろワンきっぷ」始まる 500円で乗り放題

北日本新聞(2017年10月1日)

 黒部市内を走る富山地方鉄道の電車と、一部の路線バスが500円で一日乗り放題になる「黒部ワンコイン・フリーきっぷ 『楽駅停車の旅』2017秋編」(くろワンきっぷ)が30日始まり、JR黒部宇奈月温泉駅横の市ふれあいプラザで出発式が行われた。

 黒部ワンコイン・プロジェクト実行委員会(菅野寛二実行委員長)と富山地鉄が2007年から毎年春と秋に行っており、これまでに延べ約4万9千人が利用した。

 今回は10月29日までの土、日曜、祝日の計11日間実施する。500円(小学生250円、未就学児無料)の「くろワンきっぷ」で、電車の電鉄石田-宇奈月温泉駅間と、路線バスの新幹線市街地線、生地循環線、池尻線、新幹線生地線、2日から本格運行する南北循環線が一日乗り放題になる。

 出発式では菅野委員長、村井義治富山地鉄鉄軌道部長、能澤雄二黒部市副市長があいさつした。実行委制作の応援ソング「公共交通のうた~僕は、くろワン~」が流れる中、三日市、大布施の両保育所の園児約60人が「くろワン体操」を披露。体操を考えた新村解子さん(同市三日市)らのグループも一緒に体を動かした。

 この後、園児らは電車やバスに乗り込み、公共交通を利用した旅に出発した。

 期間中は電車の旅とサイクリングや、まち歩きを組み合わせた催しなどが予定されている。問い合わせはくろワンきっぷ事務局(NPO法人黒部まちづくり協議会)、電話0765(56)9687。同協議会主管、北日本新聞社など共催。

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