中野市一本木公園で7日、恒例の「秋のバラまつり」が始まった。この時期、園内に植わる850種2500株のバラのうち6割ほどが花をつける。初日は五分咲きで、赤や純白、だいだい色などの花が咲く中、住民や観光客が気持ちよさそうに散策していた。15日まで。
公園を管理する一般社団法人一本木公園バラの会(中野市)が主催。春に比べて秋のバラは花が大きく、色づきや香りが良いのが特徴だ。
この日は花びらに水滴がついたバラも見られ、しっとりとした雰囲気を楽しめた。185種250株ほどが植わるダリアも見頃で、横浜市の会社員、磯辺瑠美子さん(52)は「ダリアに小さなカエルがのっているのがかわいくて写真に撮りました。バラの種類もいっぱいでびっくり」と話した。
バラの会によると、バラは来週末に見頃を迎える見通し。園内ではバラの苗木や切り花、リンゴ、おでんなどを販売。8、14日(ともに午後1時)に同公園植栽管理委員荒井健悟さんによるバラ栽培の講習会がある。
午前9時〜午後4時。入園無料。駐車場を使う場合は開催協力金(普通車1台500円)が必要。バラの会は7日、公益財団法人信毎文化事業財団の第22回「信毎選賞」を受賞することが決まった。