馬に乗り上丸子商店街を練り歩く木曽義仲役の談慶さん(右)と巴御前役の土屋さん

馬に乗り上丸子商店街を練り歩く木曽義仲役の談慶さん(右)と巴御前役の土屋さん

長野県 上田・小諸 祭り・催し

4年に1度の木曽義仲武者行列、上田・丸子を練り歩く

信濃毎日新聞(2017年10月8日)

 平安時代末期に武将木曽義仲が平家追討のために挙兵したと伝わる上田市丸子地域で7日、「木曽義仲挙兵武者行列」があった。言い伝えを基に武者行列を再現し、地域おこしにつなげようと開いている4年に1度の催し。同地域出身の落語家立川談慶さん(51)と女優土屋貴子さん(51)がそれぞれ義仲役と巴御前(ともえごぜん)役を務めた。馬上の2人を含む約110人の武者行列は、上丸子商店街から市丸子総合グラウンドまでの道のりを約2時間半かけて練り歩いた。

 行列の参加者はよろいやかぶと、着物姿で、やりや刀を装備。約20人の子ども武者も加わった。出発地で談慶さんが「目指すは京の都」などと出陣の口上を述べ、威勢のいいほら貝や太鼓の音とともに歩き始めた。

 沿道を埋めた多くの人がカメラを向ける中、談慶さんと土屋さんを乗せた馬は行列の中央を勇壮に進んだ。道中で行列が休憩すると、地元自治会などが義仲にちなんだ舞や踊り、弓矢で的を射る実演を披露。一行が市丸子総合グラウンドに着くと、地域住民有志が演奏する雅楽の音色が出迎えた。

 行列を主催した信州丸子義仲祭り実行委員会の小林秀男委員長(77)=上田市上丸子=は「義仲がこの地で平家を倒すために隊を整えたという歴史を、みんなに知ってもらえたらいい」と話していた。

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