ハローキティのイラストをあしらった袋と化粧箱

ハローキティのイラストをあしらった袋と化粧箱

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キティとお届けシャインマスカット 化粧箱と袋で中野産PR

信濃毎日新聞(2017年10月11日)

 中野市と中野市農協でつくる市きのこ・果実消費拡大実行委員会は、人気キャラクター「ハローキティ」をあしらったブドウ「シャインマスカット」用の化粧箱と袋を作った。希望する市内の生産者に販売し、産地のPRやブランド化に生かしてもらう。

 化粧箱(2キロ用)と透明な袋(350グラム用)には、いずれもシャインマスカットを持ったハローキティのイラストのほか、「信州なかの」の文字を図案化した産地・観光PR用シンボルマークをデザイン。化粧箱にはハローキティのぬいぐるみも付いている。

 同実行委事務局の市売れる農業推進室によると、化粧箱には大きさに応じて2〜5房、袋には1房が入る。購入を希望する生産者はシンボルマーク活用事業者として登録(無料)した上で、化粧箱を1箱単位(1箱995円)、袋を50枚単位(1枚77円)でそれぞれ仕入れ、ブドウを詰めて販売できる。

 シャインマスカットは種なしで皮ごと食べられる人気の品種だ。同農協では2009年度から本格的な出荷が始まり、16年度の出荷量は995・4トンで、前年度比30・2%増。シャインマスカットで産地を再建したとして、同農協ぶどう部会は今年3月、第46回日本農業賞(全国農業協同組合中央会など主催)の「集団組織の部」で大賞を受けた。

 ブランド化に取り組む同推進室は16年5月、キャラクター事業を展開するサンリオ(東京)にパッケージ開発を打診。同実行委とサンリオなどが今年7月に契約を結んで商品化を進め、9月上旬に同実行委に納品された。

 同推進室によると、ハローキティは50、60代の女性に人気がある。子どもや孫への贈答用など、経済的に余裕がある世代の需要を掘り起こして消費を促す狙いだ。宮本浩明室長(56)は「高品質のシャインマスカットを詰めてもらい、中野のブドウはすごいと口コミで広がればうれしい」と期待している。

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