瓢湖に飛来したハクチョウ=13日午前7時ごろ、阿賀野市

瓢湖に飛来したハクチョウ=13日午前7時ごろ、阿賀野市

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ハクチョウ早くも続々 阿賀野・瓢湖

新潟日報(2017年10月16日)

 阿賀野市の観光名所・瓢湖に昨年よりも早いペースでハクチョウが続々と飛来している。瓢湖公園管理事務所によると、ともに国の天然記念物のオオヒシクイとマガンも複数羽確認されており、ことしは例年より多くの種類の渡り鳥が見られるという。関係者は「湖面のハス刈りの面積を広げ、環境を整備した成果ではないか」と喜んでいる。

 瓢湖には昨年より1日早く4日にハクチョウが初飛来。13日朝に地元団体「瓢湖の白鳥を守る会」の会員らが数えたところ1533羽が確認された。約650羽だった昨年同時期の2倍超だという。同会事務局長の佐藤巌さん(74)は「ここ数日は夜中にもハクチョウの鳴き声がたくさん聞こえて千羽は優に超えているなと思っていた」と話した。

 6日にはオオヒシクイ、9日にはマガンも発見された。特に、翼を広げると1・4メートルほどになる大型の水鳥マガンが瓢湖ではっきりと確認されたのは2011年以来6年ぶりだ。

 市はことしから、渡り鳥が着水しやすいよう湖面を覆うハス刈りを手作業から船での機械作業に切り替え、刈り取り面積を約2万平方メートルから倍以上の約5万5千平方メートルに広げて準備を進めてきた。瓢湖公園管理事務所の北上良昭所長(59)は「渡り鳥にとってよりよい環境を作ったことで多くの野鳥が来ているのではないか」と話している。

 「こーいこい」と独特の掛け声で鳥を呼び寄せ、えさをやる3代目白鳥おじさんの斎藤功さん(68)も15日から活動を始める。「瓢湖の魅力は街中にありながら双眼鏡なしで間近に野鳥を見られること。ぜひ遊びに来て」と呼び掛けている。

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