来場者に振る舞われる巨大パエリア=氷見市漁業文化交流センター前特設会場

来場者に振る舞われる巨大パエリア=氷見市漁業文化交流センター前特設会場

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トトタベローネ氷見が開幕 海と魚学ぶ多彩なイベント

北日本新聞(2017年10月16日)

 さまざまなイベントを通して氷見の魚や海に親しむ「トトタベローネ氷見」が15日、氷見市中央町の市漁業文化交流センターなどで始まった。初日は直径2メートルの巨大パエリアの振る舞いや、かまぼこ作り体験などがあり、市内外の大勢の家族連れが楽しんだ。29日まで。

 トトタベローネは、日本財団「海と日本PROJECT」の一環で、全国7カ所で開催している。氷見市では3年連続の実施で、秋の開催は初めて。「タベローネ」「ツクローネ」「マワローネ」などと銘打った多彩な体験型事業を繰り広げる。

 巨大パエリアの振る舞いは、市漁業文化交流センター前の特設会場で実施。氷見で水揚げされたアオリイカをはじめ、ムール貝やソーセージ、パプリカ、ご飯を大鍋でいため、魚のあらから取ったスープを合わせて、800人分を作った。訪れた人は豪快な調理の様子に見入り、完成後には長い列ができた。家族らと訪れた久津呂千晴さん(10)=同市本町=「いろいろな物が入っていておいしい」と頬張っていた。

 「氷見の海を探検ツアー」は、予定していた氷見沖クルージングを市海浜植物園訪問に変更して実施。約30人が参加した。同センターで行われたかまぼこ作りでは、與市郎かまぼこ店代表の中村一成さん(75)の指導で、6色のすり身を使って色とりどりに仕上げた。本木健市さん(45)健太郎君(8)=富山市石坂=の親子は「富山の食文化を学びたいと思って参加した。かまぼこはプレゼントにしたい」と話した。

 この日は松田江浜パトロールやうどん作り体験、体力測定などもあった。

 トトタベローネ氷見は市観光協会、市、氷見商工会議所、北日本新聞社などでつくる実行委主催。問い合わせは本社高岡支社内の事務局、電話0766(22)2224。

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