金沢市下安原町で16日、加賀野菜の一つ「源助だいこん」の出荷が始まった。「白肌」でずっしりとした源助だいこんは、煮崩れしにくく味が染み込みやすいため、おでんや煮物に適している。17日から県内の店頭に並ぶ。
JA金沢市打木源助だいこん部の吉田武志さん(40)が露地栽培した150ケース約1・6トンが出荷された。同JAによると、今夏は暑くない日が続き、生育が順調で、昨年より5日早い収穫となった。
市内の農家20人が4・3ヘクタールで栽培し、収穫は露地栽培が11月上旬まで、ハウス栽培は来年2月上旬まで続き、総出荷量は275トンを見込む。首都圏や関西方面にも出荷される。