「七色大カエデ」の名で知られる北安曇郡池田町大峰高原のカエデの葉が赤やオレンジ、黄色に染まり、見頃を迎えた。晴れ間がのぞいた18日は見物客が各地から訪れ、幹の周りを歩きながら見え方の違いを楽しんでいた。
町観光協会によると、紅葉は日当たりの良い東側から西側へ進んでおり、全体の半分ほどが色づいている。月末には全体が真っ赤に染まる見込みといい、同協会職員の本平竜也さん(38)は「七色のカエデを楽しむには今がちょうどいい時季です」と言う。
カエデに太陽の光が当たると、色鮮やかさが増して見える。松本市清水の会社員横林晶子さん(35)は「天気が良かったので出掛けてきた。七色大カエデの名にふさわしいきれいなグラデーションですね」と話していた。